T-64系のサイトをくらべるぞい

 はい。このブログの趣旨はあくまで補足なので、正直あんまりネタがないんですがやっていきます。

 ・T-64無印
 T-64はT-54/55やT-62のようなこなれた技術で量産するものとは異なり、複合装甲、自動装填装置、水平対抗エンジン、ステレオレンジファインダー(末期ドイツが試作していましたが関連は不明です)、ダブルピン履帯(アメリカにはT2E1あたりから存在していて大戦中も大活躍なので何故このタイミングで採用したのか詳細な経緯は不明です)、対HEAT用スカート等々、とにかく革新的な新基軸が盛り込まれました。この段階でスモークディスチャージャーを採用しないポリシーは謎です。ディーゼルエンジンで発煙させて済ませるという発想の無理さに気付くのはもう少し先のようです。

Trupeter T-64 Mod.1972
距離計はのちにT-72やT-80にも搭載される光学式のTPD-2-49です。
 暗視装置なのですが、よくわかりません。T-62ではTPN-1-41-11を搭載しており外見はよく似ているのですが、資料不足により同型であるという確証がないのでなんともいえないのが実情です。すいません。

 ・T-64A
 T-64Aへの改良は主砲を125mm滑腔砲に換装することが主な目的で、その他に関してはあまり差異はないようです。昔の資料では写真の不鮮明さからT-64の時点で125mm砲を採用していると分析していたようです。これは完全な買い被り(過剰評価)なのですが、T-64は衛星国に輸出されていないことが当時から不気味がられており、仕方がないかなと思います。エクステリア(外見)に現れない技術面、コスト面での「革新的な新基軸」の内容が判明するのはかなり後のことですので。

 ・T-64B

TRUMPETER T-64B Mod.1984


 距離計が光学式からレーザー式の1G42に変更されています。T-80Bと同様に砲発射ミサイル用にGTN-12を搭載しています。
 暗視装置なのですが、フタが丸くなっていること以外T-64同様資料不足でよくわかりません。すいません。

 ・T-64BM
 ウクライナが独自に発展させたサブタイプですが距離計はおそらく1G46、暗視装置はT-84系同様TO1-KO1ERブーラン-Eのようです。ただしロシアとの関係上ロシア製光学コンポーネントの入手は困難になっていると思われるのでそのあたりの事情や財政的な問題が調達数の少なさに影響しているものと思われます。

 ・T-64BVM(?)
 2018年のウクライナ独立記念パレードではT-84系車両と並んでT-64BV系新型車両の存在が確認されました。眼を引いたのはアクティブ赤外線照射装置が撤去されているのにもかかわらず既存の暗視装置が残されている点とレーザー距離計が大型化されている点で、これは既存の暗視装置の外部を残したまま内部を撤去し、レーザー距離計部分に暗視装置の能力を統合したあたらしい砲手サイト(詳細不明)を搭載しているのではないかと考えられます。
画像は勝手に転載できないのでこちらのサイトをご参照ください。
https://defence-blog.com/army/ukraine-unveil-upgraded-t-64bv-tanks-improved-thermal-imaging-devices.html

C101告知

  お世話になっております。特に何もなければC101にサークル参加の予定です。 当日は対戦よろしくお願いいたします。plaxma_y