疲れからか、不幸にもならべてくらべてしまう

 あのー、調べごとなどでネットをウロウロしているとたまに遭遇しますよね。
「世界の最強戦車ベスト10」みたいなやつ。
 私はあれを見るとウッとなるのでYOUTUBEでそれっぽいサムネイルを見かけたら片っ端からブロックしているのですが、今回それに近い企画を自責の念にかられつつやります。紙メディアにするほどでもないので。題して、

「90式ってレオ2A4のパクリなんですか?」
 本当になんで今更蒸し返すのかという感じですが、1/35のレオ2A4ってMENGが出す以前はレベルのキットしかなかったんじゃないでしょうか。ゲームのパッケージになったり、人気の割りにキット化される機会が乏しかった印象があります。
 まあ、攻撃機に乗っていたら識別できないくらいパッと見のシルエットは似ているんですが、普段攻撃機に乗る機会はないですし、C4i全盛の今の時代可視光で両者の識別に迫られる状況を想像しにくいので、細部を検証していきマッファイ。

ざっくりしたサイズ感はほぼ同じなんですよね…
・主砲
 同じです。そもそもここがケチのつき始めのような…。
同軸照準器の位置に合わせて砲口照合用のミラーの向きも違います。

・乗員配置と自動装填装置
 両者で一番大きな違いは乗員の人数で、90式は自動装填装置を採用しているので装填手がいません。つまりよく似た位置にある車長ハッチの左にあるハッチは90式が砲手ハッチなのに対してレオ2では装填手ハッチになっています。砲塔バスルの弾薬の配置も当然違うのでブローオフパネルの位置も異なります。レオ2のブローオフパネルがない部分は電子装備が入ってるみたいです。

・砲塔前面装甲
 レオ2(厳密にはAV以降ですが)では複合装甲ブロックがかなり矩形そのまんまですが90式は重量軽減のためかかなり細かく角度がついていて凝った形状になっています。レオ2A5以降は防楯が小型化してますが90式はこのままです。

・砲手サイトの位置
 レオパルト2では砲手は車長の前に座り砲手サイトはその前に位置しています。A4まででは低い位置、つまり全面装甲の切り欠きの部分にあったわけですが、これは防御上問題があり弱点であるとされA5以降では位置が上に上げられています。切り欠き自体はなぜか消滅していません。

側面だょ
・燃料タンクの配置
 レオ2はディーゼル燃料を防御力にするソ連戦車を参考にしたのか左右側面に燃料タンクがあります。90式の燃料タンクは…よくわからないので触れないほうがよさそうです。HEAT対策にはあまり利用していないようです。

後面だょ
・90式は後部にパワーパックの冷却ファンが垂直に3基ありレオ2とははっきり異なる意匠になっています。ほら違うんですよ(バンバン)
 関係ないですが74式の乗車体験でエンジングリル上の熱風がすごくて驚いた記憶があります。

結論:意識はしてると思うけどさんざん言われているように中身はちがうょ(ちがうょ)


あまり見かけないので砲塔を外した状態の90式を。
なんというか、生まれたままの姿というか、ゴテゴテしてないと不安になってきますよね。ターレットリング前面はそのままでいいのかなとかMEXASとかスラットアーマーを足したくなってくるのが人情というものです。90式MEXAS、見てみたい…


おまけ。WTMはけっこうキャラ付けというかデフォルメされてますよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿

C101告知

  お世話になっております。特に何もなければC101にサークル参加の予定です。 当日は対戦よろしくお願いいたします。plaxma_y